当寺の観音信仰は、旅行会を中心として仙台三十三観音巡拝2回、最上三十三観音巡拝より始まり、秩父三十四、坂東三十三、西国三十三各観音巡拝をあわせて『日本百観音』といいますが、そこを三巡りして、ついに『三百観音』達成したのが平成11年であり、当寺に安置されたのが十一面観音様であり『十一』が重なった、めでたい年となったのであります。

特に「日本二百観音満願達成記念」として観音信仰発祥の地、中国普陀山、天童寺、如浄禅師茶毘塔、万里の長城(上海、寧波、普陀山、長江、杭州、北京、大連)と平成7年6月に檀信徒と共に参拝し、道元禅師の足跡を偲びつつ、あわせて普陀山の『観音霊場発祥の地』観音信仰を仰ぎ見る機会を得て大変貴重かつ有意義なる体験旅行でした。
 
平成12年から秩父三十四観音巡拝が始まり、平成17年3月に日本六百観音巡拝達成し今日に至っております。

 当寺の観音様は、平成10年6月10日にある篤信家(匿名希望)の方より、十一観世音菩薩像(総丈十五尺)がご寄進されました。

 現本堂に納まらない、大きな観音様ではありましたが、今や時代は不景気で低迷する世であり、観音堂を建立するわけにもいかないので、急遽、本堂と客殿の間(中庭)に安置いたしました。
 
 同年10月3日旅行会員、梅花講会員、役員、並びに檀信徒、篤信家のご協賛を得て、南無十一面観世音菩薩開眼大法要を厳修し、盛会裡に無事安置することができたのであります。

 しかしながら、東日本大震災で皆様ご承知通り、本堂・庫裡が損傷し、観音様も倒壊し仏師に依頼し、何とか平成26年3月23日に新築した観音堂に安置致しました。

 この観音様を気軽に多くの方にお参りして頂きたく、新たに日帰り『仙薹七観音礼所』を発願した次第であります。 どうぞ、ゆったりと友人や知人、夫婦、あるいはご家族そろってお参り下さいますようお薦め申し上げます。

 尚、パンフレットは完売し、現在検討中です。


    


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