国道457号線「綱木坂」のゆるやかなカーブを過ぎて視界が広がると、右手に長泉寺が見えてくる。舗装された参道を100m程行くと、左に鐘楼、正面に本堂、庫裡、会館があり、ゆるやかな丘の上には寺墓地があり、民家も少なく、静かな山寺の趣である。 安永風土記によれば、寛永8年(1631)に伊達家勘定奉行石母田氏の菩提寺に定められ、それまでは薬師堂であったのが 曹洞宗 薬師山 長泉寺となる。 明治5年の学制発布で、長泉寺客殿を教場として大沢小学校が開校された。 |
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明治15年の芋沢大火で長泉寺も類焼し、本尊を除いて全て烏有に帰したが、再建されて今日に至っている。 伽羅は小さいが境内は一万坪と広く、自然が多く残っている。青葉区内では環境抜群の寺である。 |