曹洞宗。富蔵山と号し、天正年(西暦1575年)今から426年前に、福島県宇多郡駒ヶ嶺村「金龍院」の末寺として、蓮山※達大和尚が開山する。本寺が江戸期に廃寺となり、以来、仙台市根岸町宗禅寺の末寺となる。

寺伝によれば、江戸末期に火災により開山以来の関係書類等ことごとく焼失し、過去帳は天保年間より現存する。当時荒廃極まった金昌寺を十一世寛圓和尚代に(現在の西多賀小学校が明治6年に開校し、今年百128周年を迎える)、寺子屋時代の廃材を利用して仮本堂を再建したと伝えられているその後、昭和42年に十三世慶獄徳邦和尚代に長年に亘る悲願であった本堂を再建し、中興の祖となる。

しかしながら、昭和51年4月不慮の火災により全焼。檀信徒一同並びに県下曹洞宗御寺院各位のご協力により、昭和52年4月30日に現本堂が再建された(本堂51.7坪、庫裡48坪)

爾来、位牌堂新築、庫裡増築、権現堂復興、市道富田線拡幅に伴う境内地整備(参道、駐車場)、荘厳具整備、三界萬霊塔、水子供養地蔵尊建立、平成5年、客殿、庫裡建設、平成16年には仁王門、新位牌堂の建設で境内整備と伽藍整備を完了するも、平成23年3月11日の東日本大震災により、本堂屋根瓦破損、雨もり、本堂向拝と外陣、柱の軸ズレ、基礎亀裂、壁は全面にいたみ、耐震等を検討していた矢先の震災であり、再三再四熟慮の結果、復興する事になり、平成26年より2ヶ年がかりで、復興工事が全て完了し、今日を迎える。
※  ・・・ぎん


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